[chat face="gimon.jpg" name="高学歴無職くん" align="left" border="green" bg="green"]
既卒でフリーター(ニート)だから自己PRが書けない。
自己PRに何を書いたらいいのかわからない。
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当記事では、上記のような悩みにおこたえします。
既卒者にとって、まず書類選考に合格することが第一の関門です。ここをクリアしなければ、正社員就職への道はいつまでたっても見えてきません。
[chat face="jikky.jpg" name="ジッキー" align="left" border="none" bg="yellow"]僕は元フリーターで、就活をして人材業界に入りましたので、既卒の事情にも、面接官側の事情にも精通しています。[/chat]
そこで今回は、下記の3本立てで例文交えて、解説していきたいと思います。
- 自己PRに書くネタを考えよう
- ネタがない場合はどうすればいいのか
- 自己PRの書き方
既卒・フリーター・ニートが自己PRを書けない時の対策【例文付き】
まずは、「自己PRには何を書けばいいのか」から解説していきますね!
1:自己PRに書くネタを考えよう
先に結論からお伝えしましょう。
自己PRに書く内容は、「私は御社で活躍できますよ!」というアピールです。
ここで間違えてはいけないのは、「私は優秀ですごい人材です!」というアピールではないということです。
企業が採用したいのは、「すごい人」ではありません。
企業が採用したいのは、「その企業で活躍できる人材」です。言い換えれば、企業として「メリットのある人材」なのです。
この差、わかりますか?
たとえば、極端な例ですが、ほとんど話さない仕事内容の求人に対して、「漫才で鍛えたトーク力」をアピールしたり、あるいは頭を使うデスクワークに対して「野球部で培った体力や筋力」をアピールしても効果が薄いですよね?
工場の製造職に対して
私の強みはトーク力です。私は漫才サークルに4年間所属し、トークの切り返しの瞬発力を鍛えてきました。
これお門違いですよね?
例えば、営業にはコミュニケーション力を、チームでの仕事には協調性をアピールするからこそ、「私は御社で活躍できます」というアピールになるわけです。
【良い例】・・・営業職に対して
私の強みは聞き上手なところです。そのため、私は男女問わず多くの友人から、恋愛や将来の悩み事まで相談されます。
私はこの強みを生かし、お客様から本音を引き出し、本当に相手の役に立つ提案ができる営業マンとして貴社に貢献していければと考えております。
「私は聞き上手だ→営業職として活躍するためには聞く力重要だ→私は活躍できる人材である」という一本の軸が通っているかと思います。
自己PRで書く内容を考えるのであれば、まず「自分は活躍できる人材だ。」「相手にとってメリットのある存在だ。」というアピールを考えましょう。
アピールする内容を考えるステップ(相手の企業が特定の企業の場合)
STEP1:その企業で募集している仕事の働き方を想像する
STEP2:どんな力があると活躍できるかいくつか考える(ハードルは低くてOK)
STEP3:自分の中にアピールできることがないかを考える(ハードルは低くてOK)
アピールする内容を考えるステップ(相手の企業が不特定の場合)
企業ではなく、マッチングイベントに出る際や、就職エージェントに自己PRを出す場合などがこれにあたります。
STEP1:希望する職種がどんな働き方をするのか想像する
STEP2:どんな力があると活躍できるかいくつか考える(ハードルは低くてOK)
STEP3:自分の中にアピールできることがないかを考える(ハードルは低くてOK)
大事なのは、ハードルは低くてもオッケーだということです。
[chat face="jikky.jpg" name="ジッキー" align="left" border="none" bg="yellow"]負けず嫌い!とか、根性!とか、集中力!とか、明るい性格!とかでも十分。[/chat]
その能力がすごいかどうかではなく、その能力が生かされるシーンをイメージできているかどうかが大事です。
[chat face="jikky.jpg" name="ジッキー" align="left" border="none" bg="yellow"]つまり、既卒か、既卒じゃないかってことは関係がないのです。[/chat]
ただ、自分の人生、ずっとフリーターでアピールできることなんてないな・・・なんて人もいると思います。
そんな人は以下の対策をしてみてください。
2:自己PRのネタがない場合はどうすればいいのか
まず、最初に重要な前提をお伝えします。
企業は、「能力」よりも「人柄」を重視するということです。
能力の高い人材を採用しても、活躍する前に、すぐにやめてしまったら、企業にとってはコストでしかありません。
ちゃんと人柄が社風とマッチしていて、長く続けてくれるということが企業にとっては非常に重要なのです。
だから無職フリーターでもニートでも十分にネタは作れるということです。ぜひ安心して、これからお伝えする3つの方法で考えてみてください。
ハードルを下げる
まず設定しているハードルを下げましょう。
何か一つでも夢中になったことがあるものがあれば、一つのものにかける集中力っていうのも一つの手ですし、誰かに相談されるのであれば「聞き上手」がアピールできるかもしれません。
誰かに過去褒められたことがあれば、それをアピールするのもいいでしょう。
結局見られるのは人柄ですから、とにかくそんなに大げさに考えないで、ひねり出してみましょう。
能力ではなく、性質を考える
コミュニケーション力!とか、発想力!とか、人を惹きつける力!とか、そういう能力で自己PRを考えると思いつかない!自信がない!という方もいるでしょう。
そんな時は、協調性、主体性など、性格的なもので自己PRを考えるもの手です。性格のアピールでも十分に自己PRのネタになるものです。
フリーター・ニートとして過ごした空白期間の後悔の強さ
ハードルを下げても、性質を考えても、それでも自己PRできるネタがないという方に最終兵器。
今フリーターやニートから正社員になろうとしているそのエネルギーをアピールするという手段です。
【例文】
私の強みは、フリーターとして過ごした空白期間への後悔の強さです。当時は就活から逃げてしまったのですが、そのまま逃げ続けてしまった自分楽屋いくてたまりません。私はこの悔しさをバネに、誰よりも仕事量をこなし、誰よりも成長速度を高めていくつもりでおります。
フリーターやニートであることが生かされていますから、新卒や社会人経験者には語れない、独自性のある内容になります。
これでも立派な自己PRになるということです!
3:自己PRの書き方
自己PRでアピールする内容が決まったら、次は、書き方です。
自己PRには型があります。その型を守りさえすれば、過不足なく効果的な自己PRを書くことができます。
その型は以下です。
STEP1:「結論」
STEP2:「強みを培った経験」or「強みが生かされた経験」
STEP3:「強みを入社後どう生かすか」
この型に従えば過不足なく、効果的な自己PRを作ることが可能となります。一つ一つ簡単に説明します。
STEP1:結論
まずは、アピールしたいことが何なのか、わかりやすく結論から伝えるようにしましょう。
【例文】
私の強みは、協調性です。
STEP2:「強みを培った経験」or「強みが生かされた経験」
そしてそのあとは、エピソード。強みを培った経験でもいいし、その強みが生かされた経験でも構いません。
自己PRというのは、書こうと思えばなんだって書くことができる上に、非常に抽象的なものです。
例えば「私はリーダーシップがあります。」「私は協調性があります。」
これを見る企業側からすれば、まず根拠がありませんから、信ぴょう性が低いですよね。
しかも、リーダーシップも協調性も、それぞれ一体具体的にはどんな強みのことを言っているのかイメージが難しい。
ですから、少しでも信ぴょう性を高めるためにも、より自分の強みを相手にイメージしてもらうためにも、実際にあった具体的なエピソードを絡めて伝えると効果的なのです。
【例文】
その強みが最も生かされたのは、居酒屋のアルバイトです。私はアルバイトリーダーとして、常にスタッフとよくコミュニケーションをとり、それぞれの得意不得意や性格を把握するようにしています。
そのため、お店がどれだけ忙しくなっていても、メンバーがモチベーション高く保ち、強みが発揮されるように裏方から声がけすることで、チームワークが発揮され、綺麗にオペレーションを回すことができます。
ちなみに、自己PRのボリュームはここのエピソードの部分を調整するようにしましょう。
STEP3:強みをどう生かすか
結論の部分とエピソードの部分で強みのアピールは済んでいますから、今度は「強みをどのように会社で生かせるのか」を相手にイメージしてもらう必要があります。
このパートはいわゆる自己PRの締めのパート。
自己PRとは、「自分は御社で活躍できる人材です」というアピールですから、結局この締めのパートが最も重要だとも言えます。
【例文】
私は営業職を志望しておりますが、自分の強みを生かし、社内の方々を巻き込み、チームワークを発揮することで、お客様に最高の価値を提供できるような営業マンとして貴社に貢献していきたいと考えております。
例文まとめ
すべての例文をつなげるとこんな感じです。
私の強みは、協調性です。
その強みが最も生かされたのは、居酒屋のアルバイトです。私はアルバイトリーダーとして、常にスタッフとよくコミュニケーションをとり、それぞれの得意不得意や性格を把握するようにしています。
そのため、お店がどれだけ忙しくなっていても、メンバーがモチベーション高く保ち、強みが発揮されるように裏方から声がけすることで、チームワークが発揮され、綺麗にオペレーションを回すことができます。
私は営業職を志望しておりますが、自分の強みを生かし、社内の方々を巻き込み、チームワークを発揮することで、お客様に最高の価値を提供できるような営業マンとして貴社に貢献していきたいと考えております。
一応どんな場合でも使えるような例文になっていますが、実際書く場合はもっと具体的で構いません。
自己PRが書けないフリーターやニートが取るべき対策まとめ
今回は、自己PRがかけないというフリーター(ニート)のあなたに向けて、下記3本立てで解説してきました。
- 自己PRに書くネタを考えよう
- ネタがない場合はどうすればいいのか
- 自己PRの書き方
何よりも大事なのは、自己PRは自分の凄さを語るのではなく、「相手へのメリットを語る」ということです。
相手へのメリットは、能力よりも人柄を語ること。
ですからアピール内容のハードルは下げて考えましょう。
そして自己PRを書くときは、以下の3つのステップで書くと過不足なく効果的にアピールが可能です。
・結論
・強みを裏付けるエピソード
・その強みはどう生かされるか
ぜひ、今回ご紹介した自己PRの型などを参考にしていただき、オリジナルの信ぴょう性の高い具体的な自己PRを行ってください!
また、やはり自分で自己PRを考えるのは大変だ・・・!という方はぜひ下記をご覧ください!既卒者ならではの効率的な就活方法を書いています!