フリーターと正社員の間にはどれほどの格差があるのだろうか。
当記事では上記の疑問に答えます。
フリーターをやっていると、「そのままで本当に大丈夫なの?」「正社員になった方がいいんじゃない?」「老後が大変だよ〜」など、親や兄弟や周りの友達、いろんな人に心配の声をかけられるのではないでしょうか。
ただ、そのほとんどが将来の心配であるために、今まさに実感がわかないことも多いことだと思います。
今回は、そんなあなたのために、「正社員とフリーターにはどれくらいの格差ができるのか」イメージできるように、わかりやすく解説していきます。
Contents
フリーターと正社員の7つの格差
正社員とフリーターの格差は以下の通り。
[box05 title="7つの格差"]
- 仕事内容
- スキル
- 給料
- ボーナス
- 休みの量
- 年金
- 社会的信用
[/box05]
それでは一つ一つ見ていきましょう。
格差1:仕事内容
まず正社員とフリーターでは仕事内容に格差があります。
正社員の方が、会社と強い契約を結んでいる分、長く働く可能性が高いため、価値ある仕事を任されやすいのです。
逆にいつ辞めてもおかしくないアルバイトに大事な仕事内容を任せることは難しいでしょう。
正社員が価値ある仕事に集中し、雑務を回避するために、非正規社員(アルバイトなど)がつかわれることがほとんど。
だから、非正規社員が行うのは力仕事だったり、事務作業だったり、誰でもできるようなことばかりなのです。
こうして、任せられる仕事の価値に差が出るのです。
格差2:スキル
任せられる仕事の価値に差が出るということは、仕事を通じて身につけるスキルにも差が出るということ。
スキルは、時間がかかって身につけるものであればあるほど、高く売れます。
企業は長く働く前提の正社員を雇い、長い時間をかけて企業にあるノウハウやスキルを習得させていく。
そうして、正社員は企業の競争力になっていくんです。
逆に、いつ辞めてもおかしくない非正規社員(アルバイト含む)には、そんな習得に時間がかかるスキルを教えないし、そんな仕事はやらせません。
だから、非正規の社員に覚えさせる仕事は、せいぜい1ヶ月働けばできるようになる仕事ばかりなはずです。
そして当然、短期間で身につけられるスキルは高く売れません。
こうして、正社員とフリーターの持つスキルの価値にも、圧倒的に格差が生まれるのです。
格差3:給料
正社員は時間をかけて価値あるスキルを学んでいきます。
それはつまり、社員としての価値が高まっていくということだから、時給も上がっていくわけです。
年次でも給料は上がるし、役職がついても給料が上がる。それが正社員です。
かたやフリーターは価値あるスキルを学べません。
だからいつまでたっても、売り物が「体力」と「時間」のみ。
それどころか、時間が経てば体力は衰えるため、給料の良い体力仕事ができなくなってきます。
価値あるスキルを持っていないフリーターは、体力が衰えるに連れて、徐々に時給が下がっていくのです。
正社員は給料が上がっていく。フリーターは給料が下がっていく。
こうして倍々ゲームで両者の格差は広がっていくのです。
仕事内容に格差がある→スキルに格差が出る→給料に格差が出る
格差4:ボーナス
正社員にはボーナスという特別な給料の存在があります。
多くの会社では年に2回、月給とは別にまとまったお金を得られるというわけです。
企業によっては1回で50万とか、100万以上もらえることも。
ボーナスはフリーターにはない収入です。
こうして、フリーターと正社員の間の経済力の格差は広がっていきます。
格差5:休みの量
正社員は休みが増えていきます。
増えていく休みは有給休暇といって、給料をもらいながら休める日です。
初年度は通常10日しか与えられませんが、企業に勤めれば務めるほど有給休暇は増えていく仕組みがあるのです。
2年目は11日、3年目は12日、4年目は14日、5年目は16日、6年目は18日、7年目以降は20日もらえます。
20日の有給休暇というのは、週休二日の会社だと、ほぼ1ヶ月丸ごと休みにしても給料がもらえるという計算になります。
お盆や正月休みだってあります。
今は副業をOKとしている会社もあり、有給や連休をうまく使って、別に稼ぐことも可能。
正社員として身につけたスキルを使って、休みに稼ぐなんてこともできる時代です。
かたやフリーターは働かなければ給料は0。
生活をつなぐためにいつまでたっても一定量働く必要があるのです。
一見自由そうに見えるフリーターですが、正社員の方が長期スパンで考えると時間的な自由が増えてくるものなのです。
格差6:年金
正社員が老後もらえる厚生年金が、国民年金に比べてすごすぎます。
国民年金で、老後もらえるお金は、いまでも月せいぜい55,000円程度。
それに対し、厚生年金は、男性だと平均月17万程度、女性だと10万程度。
当然毎月納める金額は、国民年金よりも厚生年金の方が金額は大きいことが普通ですが、厚生年金の場合は、企業が納めるお金の半分を出してくれます。
国民年金は、毎月全額自分で納めることになろ、もらえるお金は多くありません。
厚生年金は、毎月企業が半分納めてくれて、もらえるお金は大きいわけです。
こうやって老後の生活にも、年金の額で格差が生まれるのです。
格差7:社会的信用
フリーターは社会からの信用がゼロ。かたや正社員は非常に信用されやすいのです。
となると、融資にも差が出てきます。
正社員はフリーターに比べてクレジットカードも作りやすいですし、何より住宅ローンが組めるメリットが大きい。
住宅ローンを組めると持ち家がもてるということです。
持ち家は賃貸と違って、ローンさえ支払い切れば自分のものです。
固定資産税は発生しますが、毎月の家賃からは解放されます。
老後の固定費が下がるということになりますから、老後のお財布事情に大きく影響することはいうまでもありませんよね。
フリーターは「正社員になる」か、「若いうちにしこたま稼ぐ」か、どっちかに振り切れ!
さて、正社員とフリーターの格差についてお分りいただけましたでしょうか。
思った以上に、格差が大きいと感じたのではないでしょうか。
そんな格差が嫌だと感じたのであれば、フリーターに残された道は2つ。
今すぐ正社員になるか、若いうちにめちゃくちゃ稼ぐか。です。
残された道1:正社員になる
正社員になんてなれるの?
っていう人もいるでしょう。
実際に就活に挫折してフリーターをやっている人も多いことでしょう。
でも、いまは労働人口が減少して、企業が人材を確保したい時代。
フリーターから正社員になりやすい時代なのです。
それにフリーターを採用したいという企業もたくさんあります。そんな企業と出会わなければなりません。
ただ自分一人で就活しても、ほぼ書類選考で落ちて面接で企業の人に会うことすら叶わないことでしょう。
話が違うじゃないかと思ったかもしれないが、やり方が間違っているのです。
フリーターはそもそも新卒より社会人経験者より不利な立場だと言われています。その上、就活に関する情報も持っていない就活弱者です。
そんなフリーターが一人で就活できるわけがありません。
だから王道としては、フリーターの正社員就職を支えるプロを味方につけることです。
就職エージェントはあなたの就活の準備を手伝ってくれて、フリーターのあなたを採用したいと思ってもらいやすい企業を見つけてくれて、書類選考をパスしてくれて、あなたを企業に推薦してくれて、面接対策までしてくれる。
それだけ厚いフォローが受けられて無料です。
私も元フリーターとして就活した立場だが、このフリーター専門の就職エージェントを使わないと基本的に正社員就職は難しいと思うんだ。
フリーター就職エージェントがいったい何やってくれるのか、そしてなぜ無料なのか、どんな企業を受けられるのか、本当に正社員になれるのか、など気になりそうなことは下記にまとめているので、正社員になりたい人は絶対に読んでください!
残された道2:若いうちにめちゃくちゃ稼ぐ
フリーターの場合、体力がある今が時給のピークだと考えた方がいいでしょう。
だから、正社員にならないのであれば、今のうちに少ししんどくても稼げる仕事をしてお金を貯めておくべきです。
実は、少し体力は使いますが、3年で1000万貯める非正規社員の仕事があります。
決して怪しくはありません。
というのも、働く先は、トヨタとか、日産などの日本を代表するメーカーです。
私がフリーターがお金を稼ぐならこれが最も効率的なんじゃないかと思う方法は下記にまとめています。
ちなみにその方法は、稼げるだけでなく、超一流企業への正社員への道を開ける可能性も。フリータのままお金を稼ぐぞ!という方には絶対に読んで欲しい内容です。
さいごに元フリーターの私の経験を語る
私も元フリーター。フリーター歴は3年。そこで正社員になることを決めました。
やりたいことがなく、プライドだけが高かったが故に、サラリーマンになりたくなくてフリーターになったわけですが、結果私は借金まみれになってしまっただけでした。
まとまったお金も入らないフリーターでは借金も返せず、本当に暗い気持ちでフリーター生活を送っていましたが、今は正社員になって長年たちます。
正社員として若いうちは窮屈で、いろいろ指示されるのも辛かったし、しんどかったですが、今は管理職になることができました。
いろいろ任せられることが多くなり、責任は大きいけど、仕事は楽しいし、やりがいもあります。
ボーナスが入ったことで借金も返済できました。
それに、借金の記録はあるものの、住宅ローンも組めて、持ち家を持っています。
結婚もできて子供も養えています。
ビジネススキルもかなり身につきました。いま独立しろと言われてもなんとかやっていける自信はあります。
老後も安心で、そこまで不安もありません。
僕は、この正社員である状況の喜びを伝えるために、このサイトを運営しているようなものです。
なにより嬉しかったのは親が安心したこと。
そして孫の顔をみせることができたことです。
個人的には、最高の親孝行ができたと感じています。
ちなみに、あなたを心配してくれている人について、今はうっとうしいと感じるかもしれませんが、感謝した方がいいですね。
そもそもあなたの生き方について声をかけるというは勇気がいることなのです。
あなたのプライドを折ってしまいかねない、傷つけるかもしれない、だけど言うことであなたは変わるかもしれない。
そんなことをいろいろ頭で考え迷った挙句に、言ってくれているわけですからね。
そしてその人たちの気持ちに応えるには、正社員になるか、今のうちにめちゃくちゃ稼いでおくか。
どちらもしなかったら、近い将来、確実に後悔すると思います。
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