履歴書の自己PR欄でなんて書いたらいいかわからない。
フリーターでアピールできることがない。
当記事では、こんな悩みにお答えします。
ただでさえ、新卒よりも、中途社員よりも不利な立場になりやすいフリーター。
正社員の座をもぎ取るためには、少しでも点を稼ぐ必要がありますから、履歴書の自己PR一つとってもバカにできません。
さてというわけで今回のテーマは、意外と迷いやすい履歴書での自己PRの書き方。
原理原則が分かっていれば、相手を惹きつけるオリジナルの自己PRを書いていただけるようになるはずです。
Contents
フリーター向け!履歴書の「自己PR」の書き方
では、まずフリーターにオススメしたい履歴書での「自己PR」の書き方を解説するにあたって、自己PRというものが一体何なのかをおさらいしておきましょう。
自己PRってそもそも何?
自己PRってなんだと思いますか?
自分の長所を語ることでしょうか?
実は、それだと50点。
そもそも、企業が採用したい人材っていうのは、その企業に利益をもたらす、企業にとってメリットのある人材のことです。
めちゃくちゃ頭が良くても、全く利益を上げられなかったら、その会社にとってその人は優秀ではありませんよね。
というわけで、自己PRっていうのは、
「企業にとって自分は利益をもたらす人材で、採用するメリットがありますよ」
と相手にアピールすることなのです。
自己PR=「自分は企業に利益をもたらす人材で、採用するメリットがあります」というアピール
履歴書でアピールするための自己PRの「型」
自己PRの欄に直接、「私は貴社で利益をもたらす人材です」と書くわけにもいかないでしょう。
そこで、うまいニュアンスで伝える自己PRの「型」を紹介しましょう。
オススメの自己PRの型は、3ステップ。
・結論(私の強みは●●です)
・その強みが活かされた・強みを培ったエピソード
・その強みを企業でどう生かせるのか
シンプルにいくと、こんな感じですね。
【例文】
私の強みは、諦めない心です。(結論)
私は、大学受験に2度失敗しておりますが、A大学に入学すると決めた心を曲げたくないと強く心に決めて、人よりも2年多く勉強し続けました。最初は全然合格ラインに到達できなかったのですが、頑張れば頑張った分だけ成績は上がり、3回目の受験の際には、ようやく合格水準に達することができました。(エピソード)
私は貴社の営業職を希望しておりますが、この強みを生かして、どれだけつまづいても努力を継続することで成果を高められる、そんな営業マンとして貴社に貢献していければと考えております。(企業でどう生かすか)
この辺りの自己PRの作り方の詳細は下記に詳しく解説しています。
また、自己PRでアピールする内容をどう考えていいかわからない場合は下記記事をご覧ください。
https://freeter-media.com/freeter-jikopr-content/
そしてどうしてもアピールする内容が見つからない場合は、下記記事を読んでみてください。自己PRのネタがない場合の対策を書いています。
とにかく、自己PRで自分の強みの何を語るか決まったら、ご紹介した3ステップの構文に落としてください。
きっとすっきりした自己PR文ができるはずです。
あ、そうそう、相手の会社のことを、口頭では「御社」って言いますが、書類上とかメールでは「貴社」といいますので、一応ご注意を。
「私は貴社で利益をもたらす人材です」と自己PRで相手に伝えるためには、この型の徹底理解。
・結論(私の強みは●●です)
・その強みが活かされた・強みを培ったエピソード
・その強みを企業でどう生かせるのか
フリーターならではの自己PRの書き方のコツは?
フリーターとして少しでも他の新卒学生や、社会人経験者と差をつけるためにやれることはやりましょう!
ってことで、自己PRを履歴書に書いていく上で、面接官の心をつかむためのコツをいくつかお伝えします!
コツ1:まず、丁寧に書くこと。
まずコツと言えるかどうかはわかりませんが、丁寧に書くことを徹底しましょう。
字が下手だという方もいるでしょうけど、字をいい加減に書いているのか、丁寧に書いているのかは、字を見ればなんとなくわかります。
1社1社、入社する会社に出すつもりで、丁寧に心を込めて書く。
特にフリーターは、「本当に、会社に入って頑張れるのか」と懸念を抱かれやすいため、丁寧な字で、少しでも覚悟や、やる気をアピールすることが重要です。
コツ2:あえて伝えたいことは絞りましょう。
自己PRで伝えたいことは、極力絞るようにしましょう!
気持ちは非常にわかります。しかし、例えば下記二つの自己PRを比べてみてください。
【詰め込みまくりの自己PR】
私の強みは負けず嫌いな性格です。また、ずっとスポーツを行ってきたので、体力にも自信があります。留学経験もあり、友人からは行動力があるね、とよく言われます。
人と話すことが大好きなので、コミュニケーション力は鍛えられていると思いますし、アルバイトでリーダーとしてメンバーの教育を行ってきた経験によって、リーダーシップが培われました。
【伝えることを絞った自己PR】
私の強みは負けず嫌いなところです。スポーツでも、勉強でも、その他の趣味でも、とにかく私は負けるたびに成長してきたなと思います。
私は野球部でレギュラー争いをして負けた経験がありますが、人一倍悔しさを強く感じる私は、その悔しさをバネに次の日から1年間レギュラー獲得のためだけに、それまでの倍以上の練習メニューをこなしましたそうして、翌年はキャプテンとしてレギュラーを獲得することができました。
面接官の立場で考えた時、前者の自己PRは確かにすごそうではあるけど、人物像が頭に入って来ないのがわかりますか?
履歴書を見て合否を出すのは、当たり前ですが人間です。
人間は情報の処理能力に限界があります。だから、あまり情報を詰め込み過ぎても処理しきれないのです。
逆に情報を絞ったほうが、「あなたといえば●●な人だ」という印象を刷り込みやすくなるわけです。
コツ3:伝えたいことがわかりやすいように、下線や太線、文字の大きさで装飾。
履歴書に自己PRを書く時は、ちゃんと相手が内容を読みやすいようにするために、下線とか文字の大きさとか太字などを活用して、文字装飾を工夫しましょう。
というと、「公式な書類にデコレーションとかして大丈夫!?」と不安になる人も結構多いのですが、考えてみてください。
読む相手は面接官だったり、人事担当者だったり。つまり、人間です。
読みやすいほうがありがたいに決まっています。
たしかに、特に指定がない限りは、キラキラのシール貼ったり、カラフルに色塗ったりするのは、まぁ常識という観点でどうかと思いますよ。
でも別にお国に出す資料でもないし、銀行に提出する資料ってわけでもないし、法的な資料みたいな、かたっ苦しいものでもないですから、そんなガチガチな決まりなんてないですよ。
まぁとにかく、常識の範囲で、デコレーションしたほうが選考官としてはありがたい場合が多いということです。
それにあなたもちゃんと伝えたいことが伝わるほうがいいですよね。
だから例えば、こんな感じにしてもいいんです。
私の強みは負けず嫌いです。
スポーツでも、勉強でも、その他の趣味でも、とにかく私は負けるたびに成長してきたなと思います。
私は野球部でレギュラー争いをして負けた経験がありますが、人一倍悔しさを強く感じる私は、その悔しさをバネに次の日から1年間レギュラー獲得のためだけに、それまでの倍以上の練習メニューをこなしました。そうして、翌年にはキャプテンとしてレギュラーを獲得することができました。
私は自分の強みを生かして、同期にはもちろんのこと、先輩や今後できる後輩にも負けないように努力して、貴社に貢献できる営業マンとして成長していきたいと考えております。
かなり読みやすいですよね。
ぱっとみただけで、彼は負けず嫌いでなんか頑張ってキャプテンになったんだなーとか、営業志望なんだなーとかそういうのがわかりますよね。
このように文章に強弱をつけることによって、伝えたいことを効果的に伝える工夫をすることで印象は良くなりやすく、伝えたいことも伝わりやすくなりますよ。
少しでも周りと差をつけなければならないフリーターだからこそ、こういう細かい部分にも気を回して心を込めて履歴書の自己PR欄を埋めていきましょうね。
自己PRを添削してもらえる就職エージェントはオススメです。
ただ、自分で自己PR考えるのも大変ですよね。
添削してくれる人もいないから、結果何が正しいかわからないわけです。
これだ!と思う自己PRにたどり着くのにかなり時間がかかってしまうことでしょう。
そんな方にオススメなのは、就職エージェント(就職エージェント)です。
就活のプロと面談しながら、自己PRを作り、添削までしてもらうことができるので、めちゃめちゃ効率的に自己PR文を作ることができます。
実は僕もフリーターから社会人になる際は就職エージェントを利用しました。お金は一切かからず、無料で利用できるので使わない手はありませんよ。
【付録】オススメの履歴書は?
よくコンビニに売ってる履歴書は、こういうタイプのものですね。
このタイプの履歴書だと、履歴書の中で最も重要な、「志望動機」と「自己PR」を書く欄が赤枠の部分しかなく、アピールとしては弱いものになってしまいます。
ですからオススメは、「自分を売り込む履歴書」。これは「志望動機」と「自己PR」の欄が充実しているので、非常にアピールしやすい仕様になっています。文房具屋さんなどで手に入ると思います。
ちなみに、新卒の就活生は、これと同じように「自己PR」と「志望動機」の欄が充実した履歴書を使ってきます。だいたい大学生協などでオリジナルの履歴書が販売されているのです。
ですから、ライバルに差をつけられないためにも、コンビニで手に入りやすい上のタイプの履歴書ではなく、「自己PR」と「志望動機」の欄が充実しているタイプの履歴書を選びましょう!
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